さて、モーツァルトの死因に関して新説が発表されたようですね。
いずれにしましても、モーツァルトはそのお墓さえ特定できない状態ですから、当然死因も推測の域を出ないのでしょうが、やはり一モーツァルト・ファンとしては気になるところです。
H.C. ロビンズ ランドンという音楽学者の書いた「モーツァルト 最後の年」という、非常に面白い本があります。
ランドンは、ハイドンやモーツァルトといった古典派の作曲家の権威で、それに関する著作や校訂した楽譜なども数多く出版されています。
「最後の年」という本は、モーツァルトが亡くなる1791年12月5日までの1年を、数多く残された手紙や証言などを手掛かりにして追っていく内容なのですが、これが大変に興味深く、かつ感動的でもあります。
特にモーツァルトの死の直前の記述は、読む者の心に深く何かを残すに違いありません。
映画「アマデウス」でしかモーツァルトの最期をご存じない方は、是非お読みください!
きっと、レクイエムが聴きたくなります。
飯塚
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