今年はヘンデル・イヤーといことは、以前このブログにも書きました。
ヘンデルは1685年生まれ、1759年没ですので、2009年が没後250年記念に当たるのですね。
ヘンデルと言えば「メサイア」などが有名です。
「メサイア」のように、オーケストラと合唱、そして配役を伴った独唱者で一つの物語を歌によって上演する形式を「オラトリオ」と言います。
オペラとどう違うかというと、ものすごく簡単にいうと、舞台装置の有無、ステージを動き回るような実際の演技の有無、というところでしょうか。
オラトリオもさることながら、彼の最も得意としたジャンルはオペラでした。
オペラもオラトリオも、1作品大体2時間くらいで上演されるとして、1つ完成させるのに大変な時間と労力が必要とされそうですね!
ところが、このオペラとオラトリオを、ヘンデルは何と70作品近く作っているのです!全くスゴイことですよね!
残念ながら、普段はなかなか「メサイア」以外のヘンデルのオペラ・オラトリオを見る機会がありません。
もちろんバロックのオペラやオラトリオは、モーツァルトなど古典派以降のオペラと違って内容もある程度決まったもの…つまり、英雄の逸話、歴史もの、宗教的なものがほとんどです。ごく普通の一般大衆が主役の恋愛劇などは描かれません…。
しかしそれだからと言って、ヘンデルのオペラの価値が下がることがあるはずがありません!
素晴らしい音楽の宝庫なのです。
ヘンデル・イヤーの今年、まだまだ見る機会もあるはずです!
向こうからやって来ないなら是非、自分から機会を作ってしまいましょう!
飯塚
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