2010年05月30日

乙なんです。

皆さまご承知の通り、今年、2010年はショパンとシューマンの生誕200年記念の年です。

本日はシューマンについて書いてみます。


ショパンはもちろん、シューマンもピアノ曲を数多く作りました。

本人自身もピアニストを目指していましたが、手の故障により断念、その後は妻でもあり、当時最高のピアニストの一人でもあったクララ・シューマンのために、数々の名曲を残しました。

とはいえ、シューマンの曲はちょっと地味めといいますか、哀愁を帯びているといいますか、認知度もそれほど高くはないように思われます。

たとえば誰でも聴いたことがあるほどの有名なものが、『トロイメライ』か、頑張って『楽しき農夫』といったところですよね。


そもそも、シューマンや、一つ年上のメンデルスゾーンといった作曲家たちは、一方で超絶技巧を駆使した作品や演奏家たちを称賛しつつ、他方において、自分たちは「技巧のための技巧」に終わるような曲は書かないというモットーがあったようです。

その信念が、シューマンの曲の中には貫かれていると感じます。


技術的にはかなり高度なものが要求されていながらも、聴衆はその技術の高さに対してではなく、音楽そのものに称賛を贈ることになる。


そうした曲作りへの姿勢が、シューマンの音楽をシューマンの音楽たらしめているように思われてなりません。


そして、そこがまたたまらなく良いんです!


ちなみに個人的に非常に好きなのは、『ウィーンの謝肉祭の道化』という曲です。あまり演奏頻度が高くないように思われるのですが、気のせいでしょうか?


もしそうなら、ピアニストの皆さま、このシューマン・イヤーには是非、お聞かせ下さい!

飯塚

posted by suzukimethod at 15:22| 音楽コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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