2015年03月14日

音楽の世界遺産

さて、本番まであと2日と迫りました!

3月15日(日)は、皆さんで日立システムズホール仙台へ!



本日は、プログラム終盤に演奏されます弦楽合奏、モーツァルトのディヴェルティメント ヘ長調 K.138の解説です。


「弦楽合奏」と申しますのは、簡単に言えば、弦楽器だけのオーケストラです。

英語ではString Orchestraとか、単にStringsなどと言うみたいです。


私たちのような弦楽器の音楽教室では、段々と力の付いてきた中・上級生の皆さんで、アンサンブルや弦楽合奏を組むことが良くございます。


そのような、アンサンブル初心者に向けて良く使われる教材、というか曲目の2トップが、先日ここに書きましたヴィヴァルディの作品3 『調和の霊感』全12曲と、このモーツァルトのディヴェルティメント K.136、137、138の3曲です。


ヴィヴァルディの方が、独奏楽器を伴うアンサンブルなのに対し、こちらのモーツァルトの方は独奏パートを持たない弦楽オーケストラのための楽曲ですので、どちらもそれぞれ入門者にとって非常に勉強になります!


と、言っておきながら、実はこのディヴェルティメントは『弦楽四重奏』のために書かれたのか、『弦楽オーケストラ』のために書かれたのか、定かではないようです。


『四重奏』であれば、1パート1人で演奏することが前提となります。CDなどの録音も、どちらも数多くあるようですが、演奏効果もそれぞれに素晴らしく、果たしてモーツァルトはどちらを念頭に置いていたのか、音楽学者の間で意見が分かれるのも当然です。

というより、どちらも可能なのでしょう!



神童モーツァルトは、1768年から1771年にかけて、1回目の大規模なイタリア旅行を行いました。生まれたのが1756年ですから、12歳から15歳くらいの間ですね。

この間、当時の音楽の最先端を行くイタリアの各地で演奏や自作の音楽を披露し、現地のあらゆる音楽様式を見聞きし、作曲家たちと交流し、作曲法や言葉を学び、どんどんと音楽的な財産を内に蓄えていったのでした。


そうして華やかな大旅行から地元のザルツブルクに戻ると、モーツァルトはとんでもない傑作を次々に生み出して行きます。


不遇に感じていたザルツブルクでの自分の扱いを、優れた作品で見返してやろう!としたのかも知れません。



そんな中、16歳で完成させたのがK.136、137、138の3曲です。


「ディヴェルティメント」は、日本語では「喜遊曲」と訳されます。

純粋に楽しむための曲ということですね。

聴いていても、弾いていても、本当に喜びの絶えない曲です。


特に第2楽章は、少年期の純粋さのみが生み出し得る、一つの奇跡と言えるでしょう。


K.136に隠れて日陰にいるようですが、137、138も珠玉なんです。



スズキ・メソード仙台支部合同演奏会

3月15日 13:00開場 13:30開演

日立システムズホール仙台 コンサート・ホール

入場無料 全席自由 

未就学児も入場可能です!

チラシはこちらを。

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