昨日の続きとなりますが。
コンテンツというものの概念を、もう一度捉えなおしていこうというお話しを改めて考えてみます。
我々が関わっている音楽教室や楽器を学ぶということが、その一端を担っているということについて。
テクノロジーの進歩で、コスパやタイパの観念から、いかに効率的に短い時間で目的を達成できるかということが一つの指針として推し進められている現代に、これとは一見逆行した、
- コツコツと時間を掛ける、しかも年単位で
- 結果は誰でも同じではない
などなど、コスパもタイパも完全無視状態の作業を日々積み重ねること、これは本当に価値あることだな、と感じます。
昨日言及した動画の中で、東さんは、「子どもが絵を描きたいと思って絵を描くことを楽しんでいる、それを結果だけ与えれば満足できるだろうといって完成された無料イラストを与えたとしても、子どもは満足できないはず」という趣旨のことをおっしゃっていました。
小さな子がピアノの鍵盤を無造作に叩いたり、ヴァイオリンを弾く真似をしたり、その根本的欲求は、実際に弾かない限り満たせないですものね。
そんな心の欲求への道案内が出来ること祈り、喜び、楽しんで、日々レッスンしたいなと、改めて思いました。
飯塚
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