いよいよ本番が明日に迫ってまいりました!
明日3月15日(日)は、皆様お誘い合わせの上、是非日立システムズホール仙台へ!
(前日に今更ですが、旧仙台市青年文化センターです!)
さて、前日の今日は、コンサートのラストを飾る、ロジャースの『ドレミのうた』についてお話ししたいと思います。
もはや説明が不要なくらい有名で、歌えない人はいない程かとも思いますが、一応基本情報を押さえておきますと、まずこの曲は元々ミュージカル映画の金字塔『サウンド・オブ・ミュージック』の中で歌われた曲である、ということです。
映画『サウンド・オブ・ミュージック』は、今年で制作50周年なのだそうです。
実は、私たちスズキ・メソード仙台支部が発足してから今年が60年目!ですので、これも何かの巡り合わせでしょうか!
『サウンド・オブ・ミュージック』といえば、この他にも、何故か日本人にとっては京都のテーマ音楽のようになってしまっている『私のお気に入り』などが挿入歌として大変ポピュラーですが、この2曲に関しては、もう映画を離れて独立したスタンダード・ナンバーになっていますね。
歌詞としては我々日本人にとって、ペギー葉山さんの訳詩以外にはあり得ないわけですが、原曲の英語の歌詞を見てみますと、
Do-Re-Mi(ドレミのうた)
Doe, a deer, a female deer (”ドー”は鹿、雌の鹿)
Ray, a drop of golden sun (”レイ(光線)”は黄金の太陽のしずく)
Me, a name I call myself (”ミー(私)”は自分を呼ぶときの言い方)
Far, a long, long way to run (”ファー(遠い)”は長く長く走った先)
Sew, a needle pulling thread (”ソー(裁縫)”は糸を引く針)
La, a note to follow sew (”ラ”は”ソ”の次の音)
Tea, a drink with jam and bread (”ティー(紅茶)”はジャムやパンと一緒に飲む)
That will bring us back to Doe (そうしたらまたドに戻りましょう!) *カッコ内はやや直訳と意訳の中間です。
と、結構違うことに驚かされますね!
ここで皆さんお気づきの通り、『ティーってなんだ!』問題が浮上します。
これを説明すると文章がさらに長くなってしまうのですが、敢えてトライしますと…。
19世紀、イギリスの音楽教育では、メロディーをドレミで歌う、いわゆるソルフェージュを発展させて、ド#やラ#など、口で言うと長くなってしまう音も、一言で言い表せるようにしようと試みたそうなんです。
それが、『Dohド Deディ Rayレ Reリ Meミ Fahファ Feフィ Sohソ Seスィ Laラ Leリ Teティ Dohド… 』
というシステムなんですが、この方式を採用する際、元々の「ソ=Sol」と「シ=Si」が同じサ行で被ってしまうため、致し方なく「シ→ティ」と変更したのですが、その変化形がそのままアメリカに伝わり、現在に至るということらしいのです。
さて、明日はこの曲を、生徒たちの演奏に合わせて、ご来場の皆様に歌っていただこう!と思っております。皆様、是非ご唱和ください!
スズキ・メソード仙台支部合同演奏会
3月15日 13:00開場 13:30開演
日立システムズホール仙台 コンサート・ホール
入場無料 全席自由
未就学児も入場可能です!
チラシはこちらを。
posted by suzukimethod at 01:31|
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