フリードリヒ・クーラウといえば、ピアノのソナチネが有名ですね。
というよりピアノのソナチネ以外の曲を知っている方は、なかなかの音楽通です!
フルートのための楽曲が結構多いんですね。僕もクーラウのフルート・ソナタを集めたCDを1枚持っています。
IMSLPを見てみたら、なんとヴァイオリン・ソナタも数曲あることがわかりました!
今度トライしてみたいと思います!
さて、今回のコンサートで2曲目に演奏致しますのが、クーラウ作曲の”ワルツ”です。
作風は、同時代、というか同い年のウェーバーに何処となく通ずるものがあります。
一体出典は何なのかはまだ不明なのですが(申し訳ありません!)、溌剌とした3拍子のリズムに流れるようなメロディーを纏った前半と、付点のリズムで躍動と切なさを行ったり来たりする中間部(トリオ)に分かれており、その後また前半にダ・カーポする作りとなっています。
実は1曲目のクライスラーと、この2曲目のワルツは、私たちスズキ・メソードで使用している指導曲集(教本)第6巻の初期の版に掲載されていた曲なのです(他に、バッハの無伴奏チェロ組曲より、メヌエットを移調したものもありました)。
教本の第6巻は先ごろ改訂され、最新版が出版されたばかりなのですが、敢えてそのタイミングで過去の版の曲を回顧するとともに、生徒の皆さんにも、お客様にも、これらの隠れた愛すべき小品を紹介する機会を持つことができました。
まだお聴きになったことのない皆様、是非当日会場で!
スズキ・メソード仙台支部合同演奏会
3月15日 13:00開場 13:30開演
日立システムズホール仙台 コンサート・ホール
入場無料 全席自由
未就学児も入場可能です!
チラシはこちらを。