2013年06月05日
「謝」
2010年10月01日
生徒・保護者の皆さんから 2
今回は、中塚クラスの保護者、蓮江 忠男さんからのものをご紹介いたします。
今、二人の娘が中塚先生にヴァイオリンを教えていただいています。
私もかつて中学2年の時まで約9年間教えていただきました。
その後長い年月の中であちらこちらに移住しましたが、今こうして仙台に住み、
また中塚先生に(今度は自分の子供たちが)教えていただける……本当にご縁を感じています。
娘たちは、当時私が使っていた楽器を順番に使っています。
ずいぶん古くなりましたが、自分が中塚先生に教えていただいた頃の
音がまだ鳴っているようで、懐かしさと嬉しさを感じます。
私自身も、子供たちが始めるのと前後して、またヴァイオリンを手にしました。
アマチュアオーケストラでの活動を楽しんでいます。
スズキ・メソードでご指導いただいたことが、自分の生活や人生を充実させてくれていると実感します。
中塚先生はもちろん、導いてくれた両親にも感謝の気持ちを感じています。
今年の春の演奏会から長女が弦楽合奏団に入り、親子で同じプルトで共演しました。
また新たな思い出が加わりました。
中塚クラス 蓮江 忠男
2010年09月20日
今年の!
今頃?それって今週では?
とお思いでしょうが、そこはお納めください。
現在追い込みの最中で、生徒一同、本番に向けて頑張っております。
小さなお子様連れでも大歓迎です。
今後お子様に楽器を習わせたいとお考えの方も、
もう大人になられて楽器を始めたいとお考えの方も、
たまたまお時間に余裕が出来た方も、
是非お誘い合わせの上、ご来場ください!
〜飯塚教室発表会〜
≪日時≫
2010年9月23日(木)秋分の日
15:30開場 16:00開演
≪会場≫
シュトラウスホール
[常盤木学園高等学校内]
入場無料・全席自由
≪お問い合わせ≫
スズキ・メソード飯塚クラス
022-265-9568
(不在の場合はご質問内容とご連絡先を留守番電話にお入れ下さい。)
2010年07月18日
生徒・保護者の皆さんから 1
ヴァイオリンを通して今まで様々な経験を得てきましたし、ヴァイオリンを弾くのはやはりとても楽しいです。
しかしもちろんのことながら、ヴァイオリンを続けていると、いつも楽しい思いをするわけではありません。
まだ習得していない技術、自分が弾けるとは思えないような難しい曲に出会ったりもします。
しかし、ヴァイオリンは最初どんなに難しい、こんなの弾けないと思っていても、日々練習を繰り返すことによって本当にだんだんと弾けるようになってくるのです。
練習しなければいつまでも弾けるようにはならない、けれど、練習をすれば必ず結果は返ってくる。
ここにヴァイオリンの面白さの一つがあると私は思っています。
また、曲を弾いているときの集中力、弾けるようになるまで繰り返し練習する忍耐力、他にもヴァイオリンは様々な面で、個々人の持つ力を養ってくれます。
私の経験から言えば、ヴァイオリンによって養われたこのような力は、普段の生活の中で活かすことのできる力です。
私はこれからもヴァイオリンをずっと続けていきたいと思っていますし、ヴァイオリンを通してさらに成長していけたら良いと思っています。
ヴァイオリンを習わせてくれた両親には、本当に感謝、感謝ですね (^.^)/
佐々木クラス 吉村 美貴
照井教室のうれしかったこと
私のもとでヴァイオリンを習いはじめて間もなく30年になろうとしている椎井あゆみちゃんが、同級生の岩井さんと6月18日に目出度く結婚いたしました。
それに先立ち、5月にささやか乍ら教室のみなさんからお祝いの演奏等で祝福させていただきました。
あゆみちゃんは、努力家で、まじめにコツコツと練習し、社会人になるまで教室の行事等に欠席することなく、教室生のあこがれのお姉さんとして慕われ、また私の良きパートナーでもあります。
岩井さんの良き理解を得て、ヴァイオリンは続けています。
お幸せを心より願っています。
指導者 照井 勢子
2010年06月20日
さらに熱くなりました。
シューマンのヴァイオリン・ソナタ第2番も、フェルディナント・ダーヴィトのために書かれました。
そもそもシューマンのヴァイオリン曲は皆晩年に、つまりシューマンに精神病の傾向が現れてからの作品と言われ、曲の内容にもその影響が出ている、と指摘されることが多いようです。
確かに、若いころに書いたピアノ曲の精緻さや、シンフォニーで見せた完成度の高さとは違うものを感じます。
それはたとえば、内側から湧き上がってきた旋律を思いのままに五線にどんどんと書き落としていったような、推敲や反省を繰り返して成り立ったものとは違う、作曲家の本来持つ「生」の部分がそのまま味わえる、そういう感覚かも知れません。もちろん、この作品も推敲や反省を持って書かれてはいるのでしょうが、そういう感覚にとらわれます。
内容的には、第1番のソナタ同様やはり高音をあまり用いず、シンコペーションを多用したより複雑なリズムでピアノとの対話も難しさが増しています。
第1番の方は抑制と開放を繰り返したパッションは、第2番ではより放出される方向にあります。
とにかく、簡単に言うと、もっと熱い曲です!
何年前でしょうか、仙台でジャン・ジャック・カントロフがリサイタルを開いた際、この第2番のソナタを取り上げていました。生演奏を聴くことが出来たのは非常に幸運でした!
さて、最近YouTubeでこの曲の名演を見つけました。
最近とても人気のあるフランスの若手ヴァイオリニスト、ルノー・カプソンと、言わずと知れたマルタ・アルゲリッチのライブ演奏です。
かつてないほど熱い演奏です!すばらしい!
ご紹介しているのは第4楽章の演奏ですが、全楽章見られるようです。是非ご覧ください!
飯塚
2010年06月14日
熱いのは湿度のせいではなく
今日はヴァイオリンについてです。
シューマンのヴァイオリン曲は、一般的にはヤハリほとんど知られていません。
ヴァイオリン・ソナタが3曲と、ヴァイオリンとオーケストラのためのファンタジーが1曲、そしてヴァイオリン協奏曲が1曲存在しますが、そのどれもがすぐに頭に思い浮かぶとおっしゃるかたは、かなりの通です!
ところが、このヴァイオリン曲はどれもブログに書くような話のネタに関しては満載なのです。
なので小出しにすることにしまして、今日はソナタについて書きます。
3曲のヴァイオリン・ソナタのうち、第1番はフェルディナント・ダーヴィトのために書かれました。
ダーヴィトは、当時非常に影響力のあったヴァイオリニストの一人で、メンデルスゾーンが率いていたライプツィヒのゲヴァントハウス・オーケストラのコンサート・マスターでもありました。
(ちなみに、あの有名なメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲やヴァイオリン・ソナタも、このダーヴィトのために書かれたのです。)
ピアノ・パートはもちろん、クララ・シューマンが受け持ったのでしょう。
内に秘める「魂の叫び」を、増幅させては時に爆発させる、非常にシューマンらしい、熱い作りの曲です。
が、全体にヴァイオリンがあまり高音を使わないため、一見「地味」で華やかさに欠けるように感じられるのです。
シューマンのヴァイオリン・ソナタは、苦労の割に演奏効果が上がらないなどと、不届きな批評を良く目にするのですが、それは本質を見極めていない、表層的な感想なのです!
シューマン好きにとっては、そこがいいんです!
数年前には、庄司紗矢香さんやセルゲイ・ハチャトゥリアンがこの曲をコンサートで取り上げ、NHKで放送されていました。
お二方とも、本質を突いた素晴らしい演奏でした!
こんなにも無名なこの曲が相次いで取り上げられたことの陰には、最近ヘンレという出版社で最新版の楽譜が発売されたことも大きいのでは?などと想像します。
さらに6月20日(日)、白石市のホワイトキューブというホールで、佐藤俊介さんがリサイタルの中でこの曲を演奏されるようですね。どんな素敵な解釈が聴けるのでしょう!
なかなか生で聴く機会の少ない曲です。
お近くの皆さま、是非足を運んでみましょう!
飯塚
2010年06月07日
浜松にはうなぎがイール。
で、今その浜松のホテルから書き込みをさせて頂いている次第です。
この研究会は毎年恒例の行事で、朝9時から夜9時まで、日頃の教室での指導に関する研究や情報交換を行うという、とても有意義な会なのです。
スズキ・メソードの指導者をしていると、こうした会に参加できることが非常にありがたく感じます。
もしも全く個人で指導者をしていたら、普段出くわす様々な指導上の難題や課題をクリアしていくことに時間がかかることでしょうし、全国や、時には日本以外国々の沢山の事例を垣間見させて頂けることで、多くのヒントを持ち帰れるのです!
持ち帰れればです!
少しは教室の皆さんにもフィードバック出来るように、頑張って参ります!
飯塚
2010年06月02日
こちらも乙なんです。
2010年05月30日
乙なんです。
皆さまご承知の通り、今年、2010年はショパンとシューマンの生誕200年記念の年です。
本日はシューマンについて書いてみます。
ショパンはもちろん、シューマンもピアノ曲を数多く作りました。
本人自身もピアニストを目指していましたが、手の故障により断念、その後は妻でもあり、当時最高のピアニストの一人でもあったクララ・シューマンのために、数々の名曲を残しました。
とはいえ、シューマンの曲はちょっと地味めといいますか、哀愁を帯びているといいますか、認知度もそれほど高くはないように思われます。
たとえば誰でも聴いたことがあるほどの有名なものが、『トロイメライ』か、頑張って『楽しき農夫』といったところですよね。
そもそも、シューマンや、一つ年上のメンデルスゾーンといった作曲家たちは、一方で超絶技巧を駆使した作品や演奏家たちを称賛しつつ、他方において、自分たちは「技巧のための技巧」に終わるような曲は書かないというモットーがあったようです。
その信念が、シューマンの曲の中には貫かれていると感じます。
技術的にはかなり高度なものが要求されていながらも、聴衆はその技術の高さに対してではなく、音楽そのものに称賛を贈ることになる。
そうした曲作りへの姿勢が、シューマンの音楽をシューマンの音楽たらしめているように思われてなりません。
そして、そこがまたたまらなく良いんです!
ちなみに個人的に非常に好きなのは、『ウィーンの謝肉祭の道化』という曲です。あまり演奏頻度が高くないように思われるのですが、気のせいでしょうか?
もしそうなら、ピアニストの皆さま、このシューマン・イヤーには是非、お聞かせ下さい!
飯塚